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【講義ノート178】「複文」の転換

ビルは「僕はKateがここに来るなんて聞いてないよ」と言った。
Bill said, “I don’t know that Kate will come here.”
Bill said that he didn’t know that Kate would come there.
大きな人形の中に小さな人形がいくつも入っているのがロシア人形のマトリョーシカです。同じように、文の中に文が入っているのが従属接続詞が作る文の多重構造です。上の例文[I don’t know (that Kate will arrive here)][文]の中に(文)が入っています。それを結ぶのがthatという従属接続詞なわけです。時制の一致は[文]だけではなくて(文)にも及びます。だから、話法を転換する際に don’t knowをdidn’t knowにしただけで安心しているとハマってしまいます。
■ビルは「僕はKateがいつここに来るのか分からないよ」と言った。
Bill said, “I don’t know when Kate will arrive here.”
Bill said that he didn’t know when Kate would arrive there.
[文]の中に(文)が入っている構造をつくるのは従属接続詞だけじゃありません。疑問詞+文も(文)  になります。だって、「疑問詞+文」も「that+文」と同じ「ことシリーズ」でしたよね。忘れた子は【講義ノート176】を見直しておいてください。上の例文[I don’t know (when Kate will arrive here)][文]の中に(文)が入っています。2つの文を結んでいるのがwhenなわけです。
彼女は僕に、「あんたのバイクって何てうるさいの!」と言った。
She said to me, “How noisy your motorcycle is!”
She complained about how noisy my motorcycle was.
前にもやった感嘆文も[文]の中に(文)が入っている構造になってますよ!感嘆文も「疑問詞+文」の仲間でしたからね。あ、上の例文[She complained about (how noisy my motorcycle was)]のcomplain aboutは2語で1つの他動詞と考えると良いでしょう。つまり「自動詞+前置詞=他動詞」と発想するわけです。
彼はあたしに「お前が何を言いたいのか分からないよ」と言った。
He said to me, “I can’t understand what you mean
He told me that he couldn’t understand what I meant.
関係代名詞whatも(文)になるので、whatの中身にも注意が必要です。上の例文[I can’t understand (what you mean)][文]の中に(文)が入っています。それを結ぶのがwhatという関係代名詞なわけです。
【第34章 話法】例文=308

2 Comments

  1. moumoon wrote:

    この講義に関係ない質問なのですが、実力テストについて範囲を見たらセンター形式と書いてありました。
    センターといえば第一問は発音とアクセントですがどのように勉強すればよいのでしょうか?
    丸山先生の講義だと発音はそれぞれの文字に何種類かの発音があってそれをみわけないといけない感じでした。
    アクセントはableで終わったら直前とかいうルールがありました。そんな感じのルールがあったらぜひ教えていただきたいです。

    水曜日, 8月 15, 2012 at 8:19 PM | Permalink
  2. yabu wrote:

    はい!アクセントのルールは20ありますよ!これは、だいだい色の問題集『英語問題総整理』の332ページから先に載ってます。発音のルールは308ページからです。33個あります。発音・アクセント問題は、出題される単語が決まってます。だから、先ずルールを覚えて、次にそのルールに従って発音される単語を覚えて、最後に例外を覚えます。それで完璧です。勉強しさえすれば100点が取れるのが発音・アクセントです。『英語問題総整理』をちゃんとやっておけば大丈夫です。

    水曜日, 8月 15, 2012 at 9:06 PM | Permalink

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