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検証『大矢英作文』・その壱

期末試験がようやく出来上がったので、約束通り『大矢・英作文』に目を通しました。気になるところをいくつか指摘しておきます。先ず、Lesson 41「断定を避ける表現の仕方」に出てくる次の英文です。
★顔色が悪いな。君は病気みたいだよ。
You look pale.  You look to be ill.
「~みたいだ」を表現するのにlookseemappearを使って表現できます。そして、第2文型でYou are sickのbe 動詞 are の代わりに使うのなら、3つとも使えます。こんな具合です。
■君は病気みたいだ。
You look sick.(○)
You seem sick.(○)
You appear sick.(○)
でも、seemとappearは助動詞「seem to」「appear to」として使った方がきれいです。ただし、普通「look to」は使いません。
■君は病気みたいだ。
You look to be sick.(×
You seem to be sick.(○)
You appear to be sick.(○)
look toを見かけるのは新聞や雑誌の見出しの中くらいで、「~の見込み」くらいの意味で使います。こんな具合です。
サンパウロはデニルソンとの契約を延長する見込みだ
Sao Paulo look to extend Denilson deal!
ま、この見出しの英語もちょっとカッコをつけて書いた変な英語だけどね。だって3単現の主語だからlooksじゃないといけない。ちゃんと書くのならこうなります。
Sao Paulo looks to extend Denilson’s contract
「君は病気みたいだ」などの文脈でlook toは使いません。だから、英作文でlook toを使うのを避けるべきだと薮下は考えます。

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