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【講義ノート143】「間接疑問文」

■僕は彼女がどこに住んでいるのか知っている。
I know where she lives.
「I know」に「Where does she live?」という特殊疑問文を目的語(何を)として付け加えたいとき、特殊疑問文が「where she lives」という疑問文のようで疑問文じゃない形になります。この「疑問詞+SV」の形を「間接疑問文」と言って普通の特殊疑問文と区別します。
「間接疑問文」、言い換えると「疑問詞+SV」または「疑問詞+文」は、「that+文」と同じで「ことシリーズ」の仲間です。つまり、上の例題で言うと「彼女がどこに住んでいるのかということ」の内容を表現しているわけです。あ、「if [whether]+文」も、やっぱり「ことシリーズ」の仲間です。こんな具合です。
that she lives in Nagoya 彼女が名古屋に住んでいるということ
if she lives in Nagoya 彼女が名古屋に住んでいるかどうかということ
where she lives  彼女がとこに住んでいるのかということ
「間接疑問文」を目的語(何を)にした疑問文もあり、これにはちょっと注意が必要です。
■君は彼女がどこに住んでいるのか知っていますか?(どこだか知ってる?)
Do you know where she lives?
→Yes, I do. / No, I don’t.
■君は彼女がどこに住んでいと思いますか?(どこだと思う?)
Where do you think she lives?
→I think she lives in Nagoya.
「どこだか知ってる?」は「はい、知ってるよ / いいえ、知らないよ」で答えますが、「どこだと思う?」は「はい/いいえ」では答えられません。ま、これも当然で、Do you know~?で訊かれたら、Yes, I do. / No, I don’t.なわけだし、Where~?で訊かれYes / Noでは当然答えられませんよね。どっちのタイプの間接疑問文になるかは、動詞「知ってる系」か「思う系」かで決まります。ま、knowとthinkを覚えておけば十分です。
下の方の「どこだと思う」のパターンを説明するのに、よく「do you think」が挿入されていると言う人がいますが、これは全然間違っています。だって、in Nagoyaを尋ねる特殊疑問文の生成過程はいつものまんまですよ!
You know [that] she lives in Nagoya.
 ↓
一般疑問文にする
 ↓
Do you know [that] she lives in Nagoya?
 ↓
in Nagoyaを尋ねる特殊疑問文にする
 ↓
Where do you know [that]she lives?
ほらね!別にdo you knowが挿入されたわけではないでしょ!ま、「疑問詞+SV」の間にdo you knowが挿入されたと発想したいのでしょうがね。それでは類題を解いて見ましょう。
Tell me when (     ) to the united States for the first time.【③】立教大
①did you come・・・・②you have come
③you came・・・・・・・④have you come
■君が初めてアメリカに来たのはいつなのか教えてください。
一日でどれくらい遠くまで行けると思いますか。青山学院大
[ you / can / go / we / think / far / do / how ] in a day?
→How far do you think we can go in a day?
A: What do you (    ) of this painting?【④】金沢工業大
B: It’s interesting.
①believe・・・・②know
③mean・・・・・④think
■この絵をどう思いますか?

【第31章 疑問詞と疑問文】例文=269、271、273

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