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【講義ノート141】「ifを使わない仮定法・その5」いろいろいろいろ

■常識のある人なら、そんなことはしないだろう。
A man of common sense would not do such a thing.
If he were a man of common sense, he would not do such a thing.
主語」に仮定の意味が含まれています。つまり「常識のある人」は「もし彼が常識のある人ならば」と同じなわけですね。
■どんなに泳ぎが上手な人でも、太平洋は泳いで渡れないだろう。
The best swimmer couldn’t swim across the Pacific Ocean.
Even if he were the best swimmer in the world, he couldn’t swim across the Pacific Ocean
今度の「主語」には譲歩表現が含まれてます。つまり「泳ぎが上手な人」は「たとえ泳ぎが上手な人でも」と同じ意味なわけです。あ、ifには初めからeven ifの意味が含まれていますから、even ifの代わりにifでもOKです。
■今のロック音楽は、100年前だったら騒音だと思われただろう。
Today’s rock music would have been considered as noise a hundred years ago.
If today’s rock music was heard a hundred years ago, it would have been considered as noise.
最後のは「副詞」a hundred years agoの中に仮定の意味が含まれています。つまり「100年前に」は「もし100年前だったら」と同じなわけです。ということは、would, could, should, mightがあれば、仮定法じゃないかと考えて、条件を表す「主語」や「副詞」を探してみることです。
それでは、類題を解いてみましょう。
 His attendance at the party would have encouraged them.
=(      ) he (      ) attended the party, they would have been encouraged.【If / had】
■もしあの時、彼がパーティに来てくれたら、彼らは勇気づけられただろうに。
 A true salesman would not have given such an explanation.
=If (      )(      )(      ) a true salesman, he would not have explained so.【he had been】
■もし彼が本当にセールスマンだったら、そんな風に説明しなかっただろう。
【第30章 仮定法(3)】例文=253

8 Comments

  1. tonight wrote:

    今のロック音楽は…の例文でwouldを
    使っていますが自分的にはmightのが
    適切な気がするのですが
    どうなんでしょうか?

    日曜日, 7月 1, 2012 at 11:08 PM | Permalink
  2. yabu wrote:

    tonight君、これはどっちでもかまわないと思われます。つまり、発話者が断定的に言いたいのであればwould、奥ゆかしく推察しているのならmightとなります。ま、100年前の人に今のロックを聴かせることは出来ないので、妄想法(仮定法)で書いてさえあれば、wouldでもmightでもcouldでもかまいませんよ。

    月曜日, 7月 2, 2012 at 7:30 AM | Permalink
  3. tonight wrote:

    わかりましたーわかりやすい返信ありがとうございます
    てか単刀直入に聞きます
    今回の期末で授業テストの㋢を完璧にしたら
    何割ぐらいとれますか?

    月曜日, 7月 2, 2012 at 8:11 PM | Permalink
  4. yabu wrote:

    3割は軽く超えるはずです。でも、ちゃんと範囲全体を見ておくことをおすすめします。

    月曜日, 7月 2, 2012 at 8:24 PM | Permalink
  5. 優成 wrote:

    文法書に「if節の省略」と題して
    I could have lent him the money, but I didn’t.(私は彼にお金を貸すこともできたのだが、やめておいた)
    という文があったのですが、これは動詞の形から判断せよ!ってことでしょうか?
    後、文を補うとしたらどういう文章になるんでしょうか?
    教えて下さい!

    木曜日, 6月 18, 2015 at 12:04 PM | Permalink
  6. yabu wrote:

    ifのない仮定法は、「もしかすると」「やろうとおもえば」「できることなら」を補って訳します。だから、優成君の英語もこうなります。
    ⊿やろうと思えば、彼にお金を貸すこともできた。
    If I had wanted to do it, I could have lent him the money.
    そして、優成君の言うとおりで、動詞の形から判断せよ!ということです。ここ(http://blog.meigaku.ac.jp/yabu/?p=4245)にも書きましたが、ifがなくてもwould、should、could、mightは仮定法である可能性があります。特に、現在形の流れの中で突然過去形のwouldなどが出てきたら仮定法です。
    僕からも質問ですが、もしかして君は筑紫くんですか?

    木曜日, 6月 18, 2015 at 3:16 PM | Permalink
  7. 優成 wrote:

    筑紫さんではないですね。。
    このサイトを知って英語が楽しくなりました。
    またよろしくお願いします!

    土曜日, 6月 20, 2015 at 5:14 PM | Permalink
  8. yabu wrote:

    あ、僕の勘違いでした。許してください。また質問を待ってますよ!

    火曜日, 6月 23, 2015 at 5:47 AM | Permalink

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