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【講義ノート139】「ifを使わない仮定法・その3」いろいろ

■彼が話しているのを聞けば、その秘密のことを全部知っていると思うだろう。
To hear him talk, you would think he knew all about the secret.
If you heard him talk, you would think he knew all about the secret.
不定詞が仮定法と一緒に使われていたら、「もし~なら」の意味になります。To hear him talkを見ただけでは、「今」か「昔」かは分かりません。
■僕は今日、調子が悪い。そうでなければ、会議に出席するのだが。
I’m not well today; otherwise I would attend the meeting.
If I were well today, I would attend the meeting.
wise は古い意味で「やり方・方法」の意味があって、wayと同じでした。今でも残っているのはin no wiseかな。こんな具合です。
▼1日でこの本を読むなんて絶対無理だ。
In no wise can I read through this book in a day.
In no way can I read through this book in a day.
だからotherwiseはin other waysと同じで、「他の方法では」「そのやり方以外では」から「さもなければ」の意味が生まれました。副詞ですから、文頭だけじゃなく、文中のnotの位置にも入るので注意してください。早稲田の類題がそれに当たります。
(     ) him talk, they would think he was an actor.【④】
①Hear・・・・・・・・②Heard
③In hearing・・・④To hear
■彼の話をきいていると、彼がまるで俳優のように思えてくる。
He reminded me of what I would (    ) have forgotten.【④】早稲田大
①anyhow・・・・・②in that case
③somehow・・・・④otherwise
■誰かが言ってくれなければ忘れていたことを、彼は思い出させてくれた。
【第30章 仮定法(3)】例文=251、252

2 Comments

  1. p-ko wrote:

    139 ifを使わない仮定法
    (1)To hear him talk, you would think heの後ろがknewと過去形になっています。
    その理由は
    ①would thinkを形の上から過去形と見て、時制の一致をうけた
    ②現在の事実に反する事柄とかんがえ、あくまでも仮定法現在の形をとった
    どちらでしょうか。

    水曜日, 5月 7, 2014 at 6:34 PM | Permalink
  2. yabu wrote:

    P-koさん!これはとっても面白い質問です。というのは「彼が話しているのを聞けば、その秘密のことを全部知っていると思うだろう」という発話が今、目の前で行われているのなら、「would thinkを過去形と見て」という判断は成り立ちませんよね。ここら辺がクイズとしての英語の限界なんです。仮定法、あるいは薮下流に言えば妄想法は、現実時間と妄想時間とを区別するするのに、現在のことだけど過去形でしゃべるわけです。だから、「お!こいつはおかしいぞ!これは事実を言っているのではなくて、こいつの頭の中ある妄想だな!」と分かるわけです。それが受験クイズになると、いちいち前後関係から「現実時間」か「妄想時間」かを判断しなくてはなりません。ま、現在形の流れの中で突然過去形が出てきたら、それは過去の回想か仮定法だと思って読むことですね。
    ですから、P-KOさんの質問の答えは②ということになります。

    木曜日, 5月 8, 2014 at 7:27 AM | Permalink

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