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【英語の読み方 27】「文頭の-ed」

①副詞になる
■チビチビ使えば、1缶が少なくとも2週間は持ちます。
Used economically, one can will last for at least two weeks.
If it is used economically, one can will last at least two weeks.
受け身が分詞構文化されると、Beingは普通省略されるので、過去分詞から始まる分詞構文になります。「文頭の-ing」と同じで、文が分詞から始まってコンマ(,)で区切れているような場合は分詞構文です。そして、コンマまでが文頭副詞になっています。あ、分詞構文を読むときに大切なのは、「主語が省略されているかどうか」をちゃんと判別することです。例文は接続詞も主語も両方とも省略されていますね。だったら、コンマ右の主節文の主語、one canをちゃんと補って、副詞節if one can is used economicallyを完成させてやることです。
【読み方】ですが、文頭ですから「左にスラッシュ(/)」は不要です。それに、文頭副詞の塊(かたまり)はコンマで区切れてますから、コンマの場所にスラッシュ(/)を入れる必要はないでしょう。「文頭の-ed」が分詞構文だと確認できればそれでOKです。
▼チビチビ使ったので、1缶が2週間持ちました。
Having been used economically, one can lasted for two weeks.
←Because it had been used economically, one can lasted for two weeks.
受け身を分詞構文化しても、beingが省略されない場合もあります。例文のように、原因である「経済的に使った」の時間と、その結果である「2週間持った」の時間には当然ズレがある場合です。そのズレを表現するのに「過去より古いhad+過去分詞」が使われています。そして、このズレを表現するにはbe動詞を省略するわけには行きません。あ、had beenは語形変化してはいますが、これもbe動詞ですよ!

 

②形容詞になる
■中古品は、あまり長持ちしない。
Used goods will not last for a long time.
「文頭の-ed」は「分詞構文」だけではありません。usedは「中古の~」の意味の形容詞です。過去分詞が形容詞になると、「~された」の意味が消えて、飾られる名詞と一緒になってそれ独特の訳語がつくことがあります。こんな具合です。
・used car→(誰かにつかわれた)→中古車
・fried egg→(油で炒められた)→目玉焼き
・boiled egg→(ゆでられた)→ゆで卵
現在分詞が形容詞になっても、「~している」の意味が消えて、名詞と一緒になってそれ独特の訳語がつきます。
・living fish→(生きている魚)→活魚
・running water→(流れ出る水)→流水、水道水
あ、同じ-ingでも、動名詞は当然「名詞」なのですが、「目的」を表す形容詞にもなりましたね。こんな具合です。
・living room→(暮らすための部屋)→居間
・running shoes→(走るための靴)→運動靴
あ、あ、livingって結構良く出題されますから、ちゃんと覚えておいてください。「生きている」の意味の形容詞は3つ。叙述用法と限定用法のどっちで使うかがポイントです。
■この魚は生きている。(のところにくる叙述用法)
The fish is alive.(SV
The fish is living.(SV
■生きている魚(名詞に直接ひっつく限定用法)
a live fish
a living fish
aliveは叙述用法のみ、liveは限定用法のみ、livingは両方に使えます。話がだいぶん脱線してしまいました。ごめんなさい。
ということは、「文頭の-ed」はBeingを省略した「過去分詞構文」で副詞か、「過去分詞が形容詞」のどちらかです。文が動詞の過去形から始まることは絶対にありません!まとめておきます。
「文頭の-ed」は
・過去分詞構文で副詞
・過去分詞で形容詞

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