Skip to content

【英語の読み方 3】「係(かか)りと結び」③

日本語の助詞の「に、を、は」に当たるものがないので、英語はそれを語順で表現します。つまり、最初の名詞は「S」にしましょうね、次にそれが「Vする」となって、その次の名詞は「O」にしましょうね、と決めてしまうわけです。誰かに何かを与えるのなら、「giveする」の後ろを「誰+何」の順番に並べます。だから、英語は語順が命なのです!そして、何と!この語順のパターンはたったの5つしかない!それが英語の5文型でしたね。だから、英語を読むための一番大切な勉強は、自分が読んだり、聞いたり、書いたりする英語の文型を考えることです。言い換えると、動詞を見たときにその直後の語順が分からないと英語が読めないということです。ところが、この「文型」は英文法の最初の方にチョロっと出てくるだけで、あとは完全に無視されているのが学校英語の現状じゃないですか?!これではブリブリダメなんですよ!授業ではSVOCを使わずに次の様に言い換えましたね。
・主語+どうした
・A=B
・主語+どうした+何を
・主語+どうした+誰に+何を
・主語+どうした+何を+どの様に
あ、ちょっと脱線しました。話を元に戻しましょう。それじゃあ助詞の働きをするモノのが英語には全くないのかと言えば、そうでもありません。英語には「前置詞」があって、日本語の格助詞と似たような働きをしています。あ、前置詞というのは「名詞の(ことば)」の省略形で、「前置詞+名詞」のセットを作ります。こんな具合です。
■机の上の本はあたしのです。
A book on the desk is mine.
■机の上には本があります。
There is a book on the desk.
例文を見ると、前置詞 on 名詞 the desk がセットになっているのが分かります。そして、上のon the deskはbookに係っている形容詞、下のon the deskは動詞is(ある)に係っている「どこ?」の副詞になってます。あ、「どこ?」「どの様に?」「いつ?」が副詞の3大要素で「所ジョージ(所状時)」の順番に並ぶと覚えまましたね!そして、英語が読めるようになるための修行の1つが、「前置詞+名詞」のセットを、英文の他の部分から切り出して、それが形容詞なのか副詞なのかを判別することです。  具体的には「前置詞+名詞」をスラッシュ(/)で挟み、形容詞なら直前の名詞に向かって矢印を書きます。副詞ならばそのままにしておきます。まとてておきます。
・動詞が導く文型を考える(動詞の直後の語順を考える)。
・「前置詞+名詞」が出てきたら、その左側にスラッシュを入れ、形容詞か副詞かを考える。
・形容詞だったら、飾られる名詞に向かって矢印を書き入れる。

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *
*
*