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【講義ノート98】「原級を使った慣用表現」①

■そのドラマは悲劇と言うようもむしろ喜劇だ。
The drama was not so much a tragedy as [it was] a comedy.
much に as がひっつくと「たくさん」の意味がなくなって「同じ程度」の意味になります。こんな具合です。
彼にはお金がたくさんある。
He has much money.
彼にはお金が僕と同じ程度ある。
He has as much money as I have.
だから、上の例文は「そのドラマが喜劇であるのに比べると、それと同じ程度には悲劇じゃない」が原義です。この例文は次の様にも言えます。
The drama was a comedy rather than a tragedy.
The drama was rather a comedy than a tragedy.
The drama was more (of) a comedy than a tragedy.
more の後ろには普通は形容詞が来ないといけません。つまり、more beautiful とか more expensive じゃないといけないわけです。だから more a comedy は本当はいけません。だから「of+名詞=形容詞」を使って無理矢理「more+形容詞」にしたのが more of a comedy なわけです。この of は大抵は省略されます。
【第22章 比較(2)】例文194

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