Skip to content

【講義ノート88】「asとthanの意味は同じ!」

トムと比べると、ケンは同じくらい背が高い。
Ken is as tall as Tom.
トムと比べると、ケンの方がもっと背が高い。
Ken is taller than Tom.
as も than も比較表現でよく出てくる接続詞なのですが、実は、両方とも「~と比べると」の意味なのです!!そう聞くと「エ~!?」って思うでしょ。違うのは使い方だけ。as は「BとくらべるとAも同じくらい~」の意味で、than は「BとくらべるとAの方がもっと~」の意味で使います。あ、最初の as は副詞で「同じくらい」の意味です。だから、中学の時にasas を「同じくらい~」と習ったと思いますが、これはウソだと分かります。2つ目の as は「同じくらい~」の意味とは関係ないわけです。2つ目の as は「~と比べると」なのです!
as と than は文と文を結ぶことができる接続詞なのに、asやthanの後ろを見るとTomという名詞だけしかないよね。これじゃあまるでasやthanが前置詞みたいです(前置詞は名詞の前に置く詞[ことば])。でも、実はasやthanはちゃんと文と文を結んでいるのです。
▼トムの背が高いのと比べると、ケンは同じくらい背が高い。
[Ken is as tall] as [Tom is tall].
▼トムの背が高いのと比べると、ケンの方がもっと背が高い。
[Ken is taller] than [Tom is tall].
ほらね。[] [] の形になってるでしょ。でも is tall が消えてしまっているので文には見えなかったわけです。
この様に、元々あったモノを消してしまうことを「省略」と言います。省略が起こるのは次の2つの場合です。
・「①前に出てきたから2度目は省略」
・「②皆が良く知っているので無くとも分かるから省略」
ここでは①ですね。だって、[] を比べるとis tallが2回出てくる。だから2度目は必要ないってわけですね。これは前にやった分詞構文化のときの省略根拠と同じですね。
【第21章 比較(1)】

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *
*
*