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三中氏からの質問(その2)

<質問>
The creative reader brings his own experiences of life and language to the experiences the writer presents on the printed page.
andの文が上の文です。
We in the English-speaking world have become very lazy, expecting others to learn English without our making anything like the same effort in return.
品詞分解はこの文章です!
Aboutな質問失礼しました
<回答>
三中氏!これで質問が具体的になりました。では、お答えします。最初の英文は、三中氏がご指摘の通りandが結ぶものが1つのポイントになってます。でも、andの直前、直後が共に名詞のlifeとlanguageですから、とてもシンプルなandの用法です。つまり、experiences of life(人生経験)とexperiences of language(言語経験=本を読む経験)がandで結ばれているわけですね。bring A to Bは普通は「AをBに運ぶ」ですが、「人生や本で得た彼自身の体験、著者が自分の著書で述べている経験に運ぶ」ではおかしいので、ちょっと工夫が必要ですね。
【全訳例】創造力に富む読者は、人生や本で得た自分自身の体験を、著者が自分の著書で述べている経験と重ね合わせるのである。
2つ目の英文に出てくる O C 関係はexpect others to learn Englishですが、これはexpectの語法、「expect+人+to~」さえ知っていれば問題はありません。この英文のポイントはむしろ「, -ing」の付帯状況分詞構文にあります。これについては、つい最近ここで説明しています。是非、参照しておいてくださいね。だからこれは「~して、そして・・・」で訳出して良いでしょう。つまり、「僕らはとても怠慢になってしまい、(そして)他の人が英語を学習することを期待するのだ」となるわけです。our making anything like the same effortは「動名詞のことシリーズ」ですから、my goingが「私が行くこと」ならour making effortで「僕らが努力すること」ですね。effortにはanything like the sameという飾りがついてますが、これは「同じような努力」で良いでしょう。withoutが否定型を導くのでsomethingじゃなくてanythingになってます。
【全訳例】英語を話している世界では、僕らはとても怠慢になってしまい、(そして)彼らが英語を話せるようになる為にした努力と引き替えに、僕らは彼らの言葉を学ぶのに同じような努力なんかすることはなく、彼らが英語を話す能力を身につけることを期待するのだ。
あ、三中氏!今後、「英文の構造が分からない」の類の質問は、直接職員室の薮下のところに持ってきてください。そうすれば3分で済みます。でも、ブログにすると30分はかかってしまいますからね。

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