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【講義ノート75】分詞は動的な形容詞・その1

■白いゴジラ
white Godzilla
■走っているゴジラ
running Godzilla
ゴジラが白かったらとっても気持ち悪いので、あんまり想像しないようにしてくださいね!形容詞には2つの使い方があって、1つは名詞に直接ピッタリとひっつけて名詞を飾る「限定用法」、もう1つは「名詞  is 形容詞」の関係を使って名詞を飾る「叙述用法」です。上の例文は、whiteもrunningも両方とも名詞GodzillaにピッタリとひっついてGodzillaを飾っていますから「限定用法」だと分かります。ただし、white は Godzilla が持っている静的な属性であるのに対して、running は Godzilla が引き起こした動的な状態です。
■ゴジラは白い。
Godzilla is white.
■ゴジラは走っている。
Godzilla is running.
こっちの例文は「名詞 is 形容詞」の関係を使って名詞を間接的に説明しているので「叙述用法」だと分かります。そして、whiteが形容詞なら、それと同じ使い方をしていて限定・叙述の2用法を持つrunningも形容詞だと分かります。以上で現在分詞が形容詞であることが証明されました。そういえば、中学の時進行形を「be+現在分詞」と習いました。言い換えると、be+現在分詞に「~している」の意味があると習ったよね?!これは中学英語教師たちの真っ赤なウソで、動的形容詞である現在分詞そのものに「~している」の意味があるのであって、be動詞は全く関係ないことを強調しておきます!
あ、ついでに言っておくと、「名詞 is 形容詞」の関係にbe動詞は必ずしも必要ありません。
▼僕はドアを開けっ放しにしておいた。
I left the door open.
▼僕はドアがバタバタ動くままにしておいた。
I left the door swinging.
▼僕はドアを閉まったままにしておいた。
I left the door closed.
このSVOCの第5文型には「O=C」関係が成り立ちます。つまりこういう事です。
・The door is open.
・The door is swinging.
・The door is closed.
あ、これもついでに言っておくと、形容詞 close には「近い」の意味はありますが、「閉じた」とか「閉店した」の意味はありません。だから closed にしてそれを表現します。モノは人によってされるのclosedですよ。一方、形容詞 open には「開いた」とか「店が開いている」の意味があるので、opened にする必要はありませんよ!ところで、薮下のアパートの近くに「Domani」という高級洋風家具屋があって、洋風家具を扱っているくせに閉店時に「close」というトボけた看板を出しています。これだと「ギリギリ近い!」とか「おしい!」か、命令文で「閉めろ!」の意味しかありません。思わず思いっきり蹴飛ばして閉めてやりたい気分になります。可笑しいのは、その2件隣りが和風居酒屋なのですが、和風のくせにこっちはちゃんと「closed」という正しい看板を出しています。逆なら頷(うな)けるのですがね!あ、また話が長くなってしまいました。ごめんなさい。
【第19章 分詞(1)】 例文155・156

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