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【講義ノート40】「~する方が良い」のmay as wellへの道

■君はネコを小さなトラと呼んでも良い。
You may well call a cat a little tiger.
【講義ノート39】でmay wellをやりました。may wellが持つ4つの意味の中の「~しても良い」を訳語に使ってます。では次の例文はどうでしょう。
■トラを大きなネコと呼んでも良いのと比べると、同様にネコを小さなトラと呼んでも良い。
You may as well call a cat a little tiger as call a tiger a big cat.
これは「比較のas」で2つの英文を結んだものです。最初のasは副詞で「同じくらい」、2つ目のasは接続詞で「比べると」です。「同じくらい良い」にしたいのでas とwellが合体します。見た目にはmay wellの間にasが割り込んでますね。じゃあ、次の例文はどうでしょう。
■そんなモノを買うのと比べると、同じくらいお金を捨ててしまっても良い。
You might as well throw away your money as buy such a thing.
今度はmayがmightに変わっています。これは「仮定法のmight」で妄想時間を表します。つまり、現実では起こらないことを想像するわけです。だって、本当にお金を捨てるような人はいませんよね!だから、これは頭の中だけの妄想なわけです。訳語をもう少し過激にして「そんなモノを買うくらいなら、お金を捨ててしまった方が良い」とか「捨ててしまう方がましだ」にしてもかまいません。ほらね!「~した方が良い」の訳語がやっと出てきました。では、最後の例文です。
■君はお金を捨ててしまった方が良い。
You might as well throw away your money.
文の後半を削って、might as wellだけを残すと「~する方が良い」の表現が生まれます。might as wellが良ければmay as wellも良いだろう、てなわけでmay as wellも「~した方が良い」で使えるようになりました。言葉って本当にいい加減だよね。
■そろそろ帰った方が良い。
You might as well go now.
=You may as well go now.
=You had better go now.
高校入試までは「~した方が良い」の表現はhad betterだけで良かったのですが、大学入試ではmight as well、may as well、will do well toも覚えておかねばなりません。
それでは類題を解いてみましょう。
It’s not very important.  We might (     ) forget about it.【④】
①as much・・・・・・・・ ②as possible
③as quickly ・・・・・・④as well
■それはそんなに大事じゃない。僕らはそのことを忘れた方が良い。
【第10章 助動詞(3)】

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