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C510Y君からの質問

<質問>
understandと、knowの「わかる」の違いはなんですか? 教えてください!
<回答>
C510Y君!これはブリブリ良い質問です。
日本語の「知っている」は知識がある、「理解する」は実感として腑(ふ)に落ちるくらいの意味です。この「腑に落ちる」という日本語は結構面白いよね!五臓六腑(ごぞうろっぷ)と言うように、腑とはお腹(おなか)のことです。だから、まさに実感として、まるで食べ物がお腹にストンと入るように、知識が頭にストンと吸収されると言っています。
一方、英語の「know」は、あることに精通しており、経験や実感としてそのことを良く知っている、の意味です。また「understand」は、知識はあるが、そこには経験や実感はなく、その知識は身にはついてはいないわけです。あれ?何か変だなと思いませんか?だって、英語の意味と日本語の意味が真逆でしょ!だから「分かる」って結構難しいのですよ!それでは、いくつか実例を挙げておきましょう。
■僕は英語が分かる。
I know English.
I understand English.
同じ「分かる」でも、knowは英語がペラペラで、実際に経験として英語を使い、使える実感があるわけです。一方、understandは勉強したから文法や何かの知識はあるけど、生活の中で実際に道具として使っているわけじゃないわけです。でも、I know English.はあまりに漠然とし過ぎているので、普通はI know how to speak English.などのようにもっと具体的に言いますね。
■声で彼女だと分かった。
I knew her by her voice.
■彼には幸福というものがどういうものかわかっていない.
He doesn’t understand what happiness is.
この「分かる」は「区別できる」くらいの意味ですね。knowは実際の経験や身についた知識で彼女だと識別してます。一方、understandは単に区別する知識があるかないかを言っているわけです。
あ、ついでにI know herとI know about herの区別も覚えておいてください。でも、これってちょっとHですから試験には出せません。ま、かつてsensualを出題した慶応大なら出すかも知れませんがね。
■僕は彼女がどんな人か知らない。
I know her.=彼女のことを直接知っていて、場合によってはきわめて親密な関係である。
I know about her.=人から聞いて知識はあるが、実際に会ったわけではない。

4 Comments

  1. C510Y wrote:

    あまり勉強には関係ないのですが、
    Crazy for youと
    Crazy about youの違いを教えてください

    日曜日, 10月 23, 2011 at 3:50 PM | Permalink
  2. C510Y wrote:

    すみませんー
    After only 15 minutes of feeding,
    a bat may have taken in blood
    equal to 40 percent of its own body weight.
    この文の和訳と、may have taken inについて
    教えてください。

    日曜日, 10月 23, 2011 at 5:16 PM | Permalink
  3. yabu wrote:

    どちらも「僕は君に夢中」の意味ですね。敢えて区別するのなら、forは「ここにないモノ、ほしいものを指さすfor」です。だから、「僕は夢中で君のことを追っかけています」くらいの動的な意味であるのに対して、aboutは「事柄・関連のabout」だから、「僕は君のことについて考えると頭が変になるんだ」くらいの静的な意味だと言えるかな。

    日曜日, 10月 23, 2011 at 7:55 PM | Permalink
  4. yabu wrote:

    C510Y君!これはファール(foul)です。この英文は英語Ⅱの一節ですね。先週の木曜日に、山田先生の研究授業があり、同じフレーズを見た記憶があります。ま、同じ英語なので、分からないことがあれば質問することは悪いことではありません。でも、これは辞書でtake inさえ調べれば済むことです。ましてや、さっきアップロードした「講義ノート34」でmay have+過去分詞について解説したばかりです。せめて自分が分からない点を詳細に書いてきて欲しかったと思います。
    例えば15 minutes of feedingが分からないと質問してくれれば、five minutes of walking after dinner(食後5分間のウォーキング)はtwo cups of coffeeと同じA of Bで、数えられない液体であるコーヒーを数えられるカップという単位を与えてその数量を数えるA of B、「単位・数量のof」だと説明してあげられます。特徴はA of Bが「AのB」という訳になることです。他のA of Bは全部逆になりますね。これは「英語を読むためのルール16」の2つ目に「A of B」という項目がありますから参照してみてください。
    もし、人の頭を使って自分の予習を済ませようなんて考えていたのなら、最低ーですよ!語学は、先ずは自分で調べて、悩んで、苦しむことが大切なのです。だって、それだけたくさん時間をかければ、そのことを絶対に忘れないからね!そして、自分はここまで調べた、そしてこう考えたけど何か変だ、どこがいけないのか教えて欲しい、と質問するのが本当です。今後は質問の仕方を考えなさいよ!そうではいと、薮研に出入り禁止にしますよ!

    日曜日, 10月 23, 2011 at 7:57 PM | Permalink

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