Skip to content

【講義ノート23】起点が特定できなければ過去形

今回は、いきなり類題です。じっくり考えてみてください。
I (     ) in New York for five years when I was a child.【①】
①lived・・・・・・・・・・②have lived
③had lived・・・・・・④live
■子供の頃、あたしはニューヨークに5年間住んでいた。
I (     ) in New York for five years before I came to Japan.【③】
①lived・・・・・・・・・・②have lived
③had lived・・・・・・④live
■日本に来る前に、あたしはニューヨークに5年間住んでいた。
2つを見比べると、違いは「子供の頃」と「日本に来る前に」の文末副詞だけです。でも、どっちにしても5年間ずっとニューヨークに住んでいたのだから、両方とも「その時までずっとやっていた」の過去完了のパターンだと判断して、③を選んで失敗します。
完了形の継続用法は「今までずっとやっていた」も「その時までずっとやっていた」も、両方とも起点と終点が明らかになってないといけません。類題のように、いくら「5年間ずっと」になっていても、その5年が具体的にいつからいつまでなのかを時間軸上に描けないといけない下の類題の「日本に来る前に5年間」だったらハッキリ起点と終点が特定できます。だから過去完了が使えます。でも「子供の頃」では漠然としすぎていて、起点と終点が特定できません。だから過去形しか使えないわけです。
【第6章 完了形(1)】【第7章 完了形(2)】

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *
*
*