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人はwho(第22章 関係詞1・第1講) 

設問「僕には名古屋に住んでいる友人がいます」の意味を表す英文になるように、関係代名詞を使って2つの文を1つにしなさい。
I have a friend.
He lives in Nagoya
中学以来、関係代名詞というと、こんな風に2つの文を合体させられた思い出があるよね?!説明としては悪くないのですが、とっちが「言いたい文」なのか「飾りの文」なのかをちゃんと区別しなくては意味がありません。そして、2つの文が合体すると英語が読みにくくなりますよね。だから、飾りの先頭に印をつけて、飾られる名詞(先行詞)の直後にはめ込めば読みやすい。なぜなら、が出てきたら「あ、ここから直前の名詞の飾りが始まるんだな!」と分かるからです。この印が関係代名詞です。だから、関係代名詞を定義すると「直前の名詞の飾りがここから始まるよ!という記号である」となります。  文法書に書いてある「関係代名詞とは、接続詞と代名詞の2つの働きを兼ね備えた語だ」は自家撞着気味であまり役に立ちません。
I have a friend     -言いたい文
He lives in Nagoya  -飾りの文
から始まる飾りは の位置はめ込まれます。ちなみに、飾られる名詞(先行詞)の直後に飾りをはめ込むのは、ETの法則でしたね。覚えてますか?2語以上の長い飾りは、それを名詞の前につけてしまうと頭でっかちの不安定な文になりますね。これがET型です。これじゃいけないので、お尻の大きなアンコ型にしてやって安定を図るのでしたね。こんな具合です。
①a book to read today 今日読む本
②a book dealing with Japan 日本を扱っている本
③a book written in Japanese 日本語で書かれた本
a book which Father bought for me 父が僕に買ってくれた本
⑤a book on the desk 机の上の本
この中のが関係代名詞から始まる飾りですね。だから、飾りの文を「飾られる名詞(先行詞)」の後ろにはめ込まないといけない。になるのは飾られる名詞と同じHe。主格ですからこれがwhoというになるわけです。
he-who(ちょっと違う?!)
his-whose(ズの音)
him-whom(ムの音)
人称代名詞の格変化も関係代名詞whoの格変化も、末尾の音が同じですよね!主格、所有格、目的格それぞれの例文を付けておきます。
■僕には名古屋に住んでいる友人がいます。
I have a friend. ^  -言いたい文
<He> lives in Nagoya. -飾りの文
   ↓
    who
→I have a friend who lives in Nagoya.
■僕にはマイクという名前の友人がいます。
I have a friend.  -言いたい文
<His name> is Mike -飾りの文
     ↓
  whose name
→I have a friend whose name is Mike.
■僕には理解しがたい友人がいます。
I have a friend.  -言いたい文
It is difficult to know <him> well. -飾りの文
                   ↓
                 whom
→I have a friend whom it is difficult to know well.
ちなみに、hisとnameは切り離すことのできない1つの塊ですから、whose nameという★になります。

4 Comments

  1. F510Y wrote:

    関係副詞と関係代名詞ってどう使いわけるのですか?

    土曜日, 4月 23, 2011 at 6:05 PM | Permalink
  2. yabu wrote:

    F510Y君!久しぶりですね。英文法の「講義ノート」を公開することにしました。これについても質問は大歓迎です。でも、関係副詞については、第4回目に講義するつもりです。それまでちょっと待っていてください。ごめんなさい。

    土曜日, 4月 23, 2011 at 6:52 PM | Permalink
  3. キュウべぇ wrote:

    こんばんは。
    今回は解釈に自信が持てない英文が御座いましたので質問するに至った次第です。
    A person’s choice and use of words tells as much about him or her as do manners,dress,and general behavior.
    私なりの考えを申しますと、最初のasは副詞で『彼や彼女について同じぐらい多く』となり、二つ目のasが比較の接続詞であり、doが代動詞でtellを示し、更には『manner〜behavior』の部分が実は二つ目のas以下の文のSでありまして、異様に長い為藪研倒置構文の章の⑦番、asを用いた比較の文に現れる文の安定化を図る為の一部逆転が発生しているという事でよろしいのでしょうか?
    訳としては『人の言葉の選択や使い方は行儀や服装、普段の動作と同じぐらいその人(him or her)について語る物である』といったところでしょうか。
    自分の説明で一応筋道は立っているのですが、あまりにも入り組んでおるので自信が持てません…

    土曜日, 4月 23, 2011 at 8:58 PM | Permalink
  4. yabu wrote:

    キュウべぇ君!もう薮下は君に教えることは何もありませんよ。まさに君が推測した通りです。この英文の構造が見抜けるようになったということは、かなり英語の力がついてきたと言うことです。この調子で頑張ってくださいね!

    日曜日, 4月 24, 2011 at 1:49 PM | Permalink

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