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F510Y君からの質問(倒置法7)

<一部逆転型>
倒置法の講義の7回目です。ここでは第5文型SVOCの倒置をやります。
⑦SVCO
□方法=一部逆転型
□目的=文の安定化
□特徴=第5文型SVOCの文
■閉まりかけているドアを開けようとするな!
Don’t hold open a door that is closing.
←Don’t hold a door that is closing open.
hold a door openで「ドアを押さえて開けておく」です。holdは「ある状態を保つ」の意味の他動詞で、「何を(O)+どの様に(C)」保つのかの第5文型をとります。「何を(O)」をよく見ると関係詞節がひっついてとても長くなってますね。逆に、文がopenで終わっていてお尻がとても軽くて不安定です。だから「何を(O)」を後ろに回してお尻をデカくして文の安定を図ったわけです。同じような例をもう1つ見てみましょう。
■彼は彼女に誕生日の贈り物として購入した携帯電話を与えた。
He gave to her the cell phone which he bought for her birthday present.
←He gave the cell phone which he bought for her birthday present to her.
これはSVCOではなくSV副O。本来なら「与える+何を+to誰に」となるところです。でも「何を」に関係詞がひっついて長くなっているので、これを後ろに回してお尻をでかくして文を安定させています。前の例文と文型は違いますが、文を安定化させる仕組みは同じですね。これで<一部逆転型>の倒置はおしまいです。次回から<疑問文型>の講義に入ります。

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