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原級を強調するvery、比較級を強調するmuch

先ずは日本語でやってみましょうか。次の形容詞を強調することを考えてみます。
■彼女はカワイイ
→彼女はとてもカワイイ。(○)
■彼女はお姉さんよりももっとカワイイ
→彼女はお姉さんよりももっととてもカワイイ。(△)
「カワイイ」を強調して「とてもカワイイ」とするのは良いのですが、「もっとカワイイ」を強調して「もっととてもカワイイ」とするのは何か変ですよね。これと全く同じことが英語にも言えます。
■She is pretty.
→She is very pretty.(○)
■She is prettier than her elder sister.
→She is very prettier than her elder sister. (×)
つまり、形容詞の原級を強調するveryを、そのまま比較級に使ってはいけないわけです。じゃあ、どうするのかというと、比較級を強調するmuchを使う。
■She is prettier than her elder sister.
→She is much prettier than her elder sister.(○)
彼女はお姉さんよりももっとずっとカワイイ。
比較級を強調するものはmuchの他にもfar、by far、far and awayというのがあります。farとは「遠く離れている」様子を表す語ですから、これらが比較級を強調すると「はるかに」くらいの意味になるのでしょうね。
→She is far prettier than her elder sister.(○)
彼女はお姉さんよりももっとはるかにカワイイ。
まじめな子はここで次のように暗記しようとします。
much=「ずっと」
far、by far、far and away=「はるかに」
別に悪くは無いのでしょうが、まったく必要ありません。「ああ、日本語にも最上級を強調する言葉が色々あるんだなあ」くらいに思っておけば良いのです。比較級を強調していることが分かれば良いのですから、muchを「はるかに」と訳そうが「ブリブリ」と訳そうが、全く問題有りません。
→She is much [far / by far / far and away]prettier than her elder sister.
女はお姉さんよりももっとブリブリカワイイ。

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