Skip to content

【講義ノート174】「伝達動詞」を変える(2)

■ブラウン氏は僕に、「君はお腹がすいているかい?」と言った。
Mr. Brown said to me, “Are you hungry?
Mr. Brown asked me if I was hungry.
かぎカッコの中が普通の疑問文(Yes/No疑問文)の場合は、直接話法では「腹減った?」だったのが、間接話法では「お腹が減っているかどうか尋ねた」になります。つまり、ask+誰に+何を(if+文/ whether+文)を使えば良いわけです。
■彼はあたしに、「君のご両親はどこに住んでいるの?」と言った。
He said to me, “Where do your parents live?
He asked me where my parents lived.
一方、かぎカッコの中が特殊疑問文(疑問詞を使った疑問文)の場合は、直接話法では「どこにSはVしてますか?」だったのが、間接話法では「どこにSがVしているのかということ尋ねた」になります。つまり、ask+誰に+何を(疑問詞+SV)を使えば良いわけです。あ、この「疑問詞+SV」のことを間接疑問文と言いましたね。間接疑問文については一度ここで講義をしました。忘れた子は参照しておいてください。
さて、第2ルールを思い出してください。「セリフをしゃべっているのが過去形の時には、かぎカッコを外すと時間が1つ古くなり、時制の一致が起こる」でしたね。だから、上の例は2つともセリフをしゃべっているのが過去形なので、かぎカッコを外したら時間が1つ古くなります。
次に、第3ルールを思い出してください。「かぎカッコの中のセリフが実際に誰がしゃべったのかを考えてカッコを外す」でしたね。上のセリフはMr. Brownが私に対してしゃべっているので、「はおなかすいてるかい?」は「が空腹だったかどうかということ」になってます。一方、下のセリフは彼が私に対してしゃべっているので、「君のご両親はどこに住んでいるの?」は「私の両親がどこに住んでいたのかということ」になってます。この第1、2ルールはいつも使うことになるので注意が必要です。ボ~としていると間違えちゃいますよ!
まとめておくと、こうなります。
⑥かぎカッコの中が疑問文なら、伝達動詞はaskで、普通の疑問文は「ask+誰に+何を(if+文 / whether+文)」、特殊疑問文は「ask+誰に+何を(疑問詞+SV)」になる。
【第34章 話法】例文=304

Post a Comment

Your email is never published nor shared. Required fields are marked *
*
*