willは助動詞なのだから、それとほぼ同じ意味を持つbe going toも助動詞と考えて差し支えはありません。canにもまったく同じ事が言ます。つまり、canが助動詞ならbe able toも助動詞なわけです。そして、この2つに共通する要素はbe~toなのだから、「be~to型」を全て助動詞と捉えることにしましょう。だから、次のような表現はすべて助動詞だと考えるわけです。
be going to
be able to
be willing to
be likely to
be scheduled to
be destined to
be believed to
be said to
be thought to
be reported to
・
・
・(やっぱり改行を上手く認識してくれませんね )
Shift+Enterで上手く改行できることが判明しました!
そして、これはちょっと乱暴なのですが、mustが助動詞ならば、それとほぼ同じ意味を持つhave toも助動詞なのだから、「~to型」も助動詞と捉えませんか?!つまり、次のような表現はすべて助動詞だと考えるわけです。
have to
seem to
want to
hope to
wish to
plan to
mean to
offer to
decide to
refuse to
・
・
・
さっき、ちょっと乱暴だと言ったのは、「~to」型は助動詞の2つの働きのうち「動詞に味付けをする」仕事は果たしているのですが、否定を表現するために「語形を変える」ことはできずdo、did、doesの力を借りないといけないからです。でも、それを割り引いても「be~to」や「~to」を助動詞と捉える価値は十分にあるのです!次の例文を見てください。これはセンター試験の問6の英文からの引用です。
■上手くやれる自信のある人は、やりがいのある仕事を避けるよりもむしろ引き受ける傾向が強い。
Those [people] who believe that they can perform well are more likely to take on challenging tasks rather than avoid them.
英語は「係(かかり)と結び」や「ETの法則」によって、長くて読みにくい英語になります。特に、主語に長い飾りがつく場合、飾りがどこから始まるのかは「ETの法則」を使えば分かるのですか、それがどこで終わるのかがわかりにくいのです。
さて、2語以上の飾りのついた長い主語の次には、当然動詞が来ますよね。その動詞の直前にはよく助動詞が来ます。 天才かアンポンタンでない限り、なかなか「AはBだ」と断定はできないモノです。そこで「AはBの様に思われる」とか「AはBである可能性が高い」などとお茶を濁すことになります。このように断定を避けるための表現が助動詞だったり副詞だったりするわけです。
もう分かったよね!「be~to」や「~to」こそまさに助動詞でしょ!長い主語は動詞で終わる。その動詞の直前には助動詞が来るのだから、助動詞が出てきたところで長い主語が終わっていると考えて良いわけです。センターの問題も、whoから始まる飾りはbe likely toまで続き、be likely toで終わっていると分かるわけですね。
だから、助動詞はたくさん知っておく方が有利なのです。そこでcan、will、may、shallだけじゃなく、「be~to」や「~to」も助動詞と考えれば、その分ぐんと英語が読みやすくなるのですよ!
あ、助動詞は、あくまでも「お助けマン」なのだから、「be~to」や「~to」型の表現が出てきても、よく意味が分からなければ無視すればOKです!それよりも、その直後の原形をした動詞の意味が大切です。
・
Post a Comment