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【講義ノート79】「CしながらVする」

■先生は生徒に囲まれながら座っていた。
The teacher sat surrounded by his students.
■彼は彼女の方を見ながら立っていた。
He stood looking at her.
■彼女はソファに横になってテレビをみていた。
She lay watching TV on the sofa.
何かしながら立ったり、座ったり、横になっている様子を表現しています。もともとこの表現は「付帯状況分詞構文」だったものです。「付帯状況」を忘れた子はここを参照してくださいね。普通は「,ing」とコンマ(,)を付けるのですが、たまにコンマ(,)が省略されることがあります。コンマ(,)を省略した付帯状況分詞構文がこの「しながら する」です。
・The teacher sat, [being] surrounded by his students.
・He stood, looking at her.
・She lay, watching TV all last night.
これもSVCの第2文型だから、sit や stand や lie をbe 動詞に置き換えても文が成り立ちます。
先生は生徒たちに囲まれていた。
The teacher was surrounded by his students.
彼は彼女の方を見ていた。
He was looking at her.
彼女はソファでテレビを見ていた。
She was watching TV on the sofa.
■女の子たちは歌を歌いながらやってきた。
The girls came singing a song.
■男の子たちは笑いながら部屋に(歩いて)入ってきた。
The boys walked into the room laughing .
何かしながら「やって来る」とか、何かしながら「歩いて来る(行く)」様子を表現しています。やっぱりこれも付帯状況分詞構文のコンマ落ちです。
・The girls came, singing a song.
・The boys walked into the room, laughing.
これもSVCの第2文型だから、come や walk をbe 動詞に置き換えても文が成り立ちます。
女の子たちは歌を歌っていた。
The girls were singing a song.
男の子たちは笑っていた。
The boys were laughing.
あ、テキスト『Extensive English Grammar in 47 Lessons』 に出てくる159例文(1)の英語はちょっと変ですね。laughing は文末の方がやっぱりきれいです。こんな例文です。
彼らは笑いながら部屋に(歩いて)入ってきた。
They walked laughing into the room.
なぜこの英語が変なのかというと、SVCの第2文型なのだから walked を were に置き換えても文が成り立つはずなのに、こうなってしまうからです。
×The boys were laughing into the room.←意味不明の英語
ね!これじゃあ何を言ってるんっだか分からない。桐原さん!どうせならキレイな英語を教えてくださいね!
【第19章 分詞(1)】例文159

2 Comments

  1. The-have nots wrote:

    初めまして!
    質問する方法が分からないので
    コメントと言う形でさせていただきます。
    僕は、6文の生徒なので藪下先生や丸〇先生(名前を出して良いのか分からないため)の講義を聞けなく、数少ない講座でとらしてもらっている、この冬に英語を極めたい者です。
    今僕は、英作・長文精読を丸〇先生にみてもらっていて自分に語法やまさに藪研に書いてあることが足りないと感じており、悪魔の語法について勉強しているのですが動詞編はもう50で完結なのですか?また藪研とプリントの悪魔の語法解説どちらを勉強していくべきですか?
    長くなってしまいましたが最後にもう一つだけお願いします。
    英作・長文精読・単語・語法のほかに〇〇をやっとけ~
    を教えて頂けますか?(君な勉強法は間違ってるでもかまいません)

    木曜日, 12月 29, 2011 at 9:52 PM | Permalink
  2. yabu wrote:

    The-have nots君!初投稿、大歓迎ですよ。これからも、今君がやっているように、ブログのコメント機能を使って質問してくださいね。このやり方で正解です。
    先ず、「悪魔の語法・動詞編」は50で無理矢理完結させました。でも、動詞編にはオマケがいくつかあります。そして、「悪魔の語法・形容詞編」「悪魔の語法・副詞編」と続きます。これについては3学期に入ってから、講座受講者にはプリントを配布する予定です。ちょっと待っていてくださいね。あ、「悪魔の語法」は「薮研」と「講座プリント」の2種類がありますよね。せっかく講座を受講してくれているのだからと思って、講座プリントの方が問題数が少し多くなってます。でも、解説内容は全く同じです。ですから、どっちをやってくれてもかまいませんよ!そして、この冬休みに是非やっておきたいのは、語彙力の増強です。言い換えると、単語・熟語・構文を一目見たらすぐに意味が頭に浮かぶように訓練することです。こんな質問をしてくるThe-have nots君のことですから、一通り「システム英単語」や「これだけ英語構文」や「悪魔の語法」はやり終えていることと思います。だから、語彙に立ち返ってはどうでしょうか。
    英語という科目は「勉強時間に比例して得点力が上がってくる」とよく言われますが、これは真っ赤なウソです。いくら文法・語法の問題集を勉強しても、すぐには得点は伸びません。なぜなら、問題集でやったのと全く同じ問題が模試に出題されるわけではないからです。試されている文法・語法の内容は同じでも、使われている表現や単語は全く違いますよね。確かに、選択肢を見ればある程度は判断できますが、問題のレベルが上がってくると、それに連れて語彙レベルも上がってきて、自分が勉強したのと同じ種類の問題だとなかなか気づきません。だから、語彙力がどうしても必要なのです。長文もそうです。単語を目で1つ1つ追いながら、その意味を思い浮かべているうちは、「読む」というよりも「暗号の解読」をしているようなもので、各段落にある著者のテーマや、登場人物の心情変化を読み取るところまで神経がまわりません。だから、単語、熟語、構文は、一目見たら意味がすぐに頭に思い浮かぶまで繰り返さないといけません。語学はこの作業に時間がかかるんだよね!そして、英語は「ある日、突然」得点が伸びます。今まで読めなかったのがウソのように、突然読めるようになります。それまで我慢して我慢して勉強を続けられるかどうかが勝負です。「これだけ勉強したのに、英語の得点が全然上がらない!もう、英語の勉強なんて止めっちまえ!」と思いたくなるのをグッと堪(こら)えて勉強を続けられるかどうかです。The-have nots君!ま、気長に頑張りましょ!

    金曜日, 12月 30, 2011 at 10:06 AM | Permalink

One Trackback/Pingback

  1. Jabbertypeq on 土曜日, 3月 24, 2012 at 2:08 AM

    Snappointq
    Great blog post, saw on

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