【講義ノート45】byを使わない受け身①
▼雪がその山の頂上を覆っていた。
Snow covered the top of the mountain.
■その山の頂上は雪で覆われていた。
The top of the mountain was covered with snow.
受け身で使うbyは、基本的に「by+動作主(どうさしゅ)=人間」だから、「by+モノ」にはなりません。このwithは「手段・方法のwith」で、こんな風に使うやつです。
▼ペンで書いてください。
Please write with a pen.
▼コップに水をいっぱい入れなさい。
Fill the glass with water.
でも、考えてみると、例文は「山頂が雪で覆われた」状態を表現しているのであって、決して動作文じゃないよね!ならば、この例文は厳密に言うと「受け身」じゃないことになります。だから当然「by+動作主」にはならないわけですね。薮下はこういう受け身を「状態の受け身」、「状態の過去分詞」と勝手に呼んでます。「状態の受け身」にはこんなのもあります。
■僕らは大雨に遭った。
We were caught in a heavy rain.
このinは「状態・状況のin」です。ほらね!これも大雨という状況に捕まったと言っているのであって、動作じゃないよね!この「状態の受け身」で使われる前置詞は「手段・方法のwith」か「状態・状況のin」です。
では、類題を解いてみましょう。
On my way home from school I was caught ( ) a shower.【①】浜松大
①in・・・・・・②by
③to・・・・・・④with
■学校から帰る途中、にわか雨にあった。
【第12章 態(2)】
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yabu. Posted on
土曜日, 11月 5, 2011, at 5:08 AM. Filed under
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