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【講義ノート36】「実現しなかったことを悲しむ表現」

■彼は成功したかったのだが(実際にはできなかった)。
He wanted to have succeeded.
=He wanted to succeed, but he couldn’t.
「意図・願望系」の動詞過去形の後ろに「to have+過去分詞」が来たら、「やりたかったけど、できなかった」の実現できなかったことを悲しむ表現になります。あ、to have+過去分詞は何だかいつもと違うので、ちょっと発想を変えてみましょう!
「意図・願望系」の動詞にはwantの他にintend, hope, wish, desire, expectなどがあります。そして、これらは皆、「まだやってないこと」と仲が良い。例えば、テニスを今はまだやってないから「テニスがしたい」と言えるわけです。テニスをやりながら「テニスがしたい」と言うのは、ただのアンポンタンです!この「まだやっていないこと」を表現してくれるのが不定詞です。だから、「意図・願望系」の動詞の後ろには不定詞が良く来ます。こんな具合です。
want to
hope to
wish to
desire to
intend to
mean to
さて、be able toやbe going toは助動詞で「be~to」の形が特徴的です。have toも助動詞で「~to」の形をしてますね。これを薮下は「助動詞記号」と呼んでいます。そして、この「意図・願望系」の動詞も「~to」の形をしているのですから、これらを全部助動詞と発想するのです!そして、助動詞wanted toの後ろに「have+過去分詞」が来ていると考えます。これでいつもと同じになりましたね!では、この発想でさっきのを言い換えるとこうなります。「意図・願望系」の助動詞の過去形の後ろに「過去が表せないときのhave+過去分詞」が来たら、実現できなかったことを悲しむ表現になります。
wanted to have+過去分詞
hoped to have+過去分詞
wished to have+過去分詞
desired to have+過去分詞
intended to have+過去分詞
meant to have+過去分詞
薮下はブリブリ体調不良でしばらく学校を休んでます。でも、明日の I 組の授業では、予定通り「第9章 助動詞2」のチェック・ドリルを実施します。類題はありませんが、ここで使った例文等を出題します。今からちゃんと勉強しておいてくださいね。
【第9章 助動詞(2)】

2 Comments

  1. 名古屋太郎 wrote:

    御身体大丈夫ですか。書き込みするのは久しぶりです。進路のことで相談したいのですが…。進路を考える日のときの話や最近の出来事で将来について少し悩んでしまいました。今度また相談します。英語についての質問じゃなくてすみません。なんか愚痴みたいですが…。こんな質問でもいいのでしょうか。このサイトは?こんな場所に書き込んですみませんでした。

    月曜日, 10月 24, 2011 at 9:40 PM | Permalink
  2. yabu wrote:

    名古屋太郎君!身体は年相応に壊れてきます。これは仕方がないですね。英語以外のことでも、薮下で答えられることならば何でもOKですよ。これからも、何でもどんどん書き込んでください。では、都合の良いときに職員室に来てください。待ってます。

    火曜日, 10月 25, 2011 at 4:02 AM | Permalink

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