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ReadingDrill第4回(2)

台風通過後の17日(木曜日)に学校に行く予定です。添削して欲しい答案があれば職員室の僕の机の上に置いておいてください。
共通テストの英語の大問2と3は、著者の主張とそれを裏付ける具体的事実を区別できるかどうかが成否の分かれ目です。このリーディングドリルの目的の1つが「主張と具体的事実の区別」ですから、それを意識して勉強してくださいね。
今回はReadingDrill第4回の下線部訳を解説します。
A box of shoes was about to be sent to Amazon.com, the company’s main customer, which receives the shoes in the U.S. three to five days after making its order.
下線部訳には普通、それが訳出できなければ0点になってしまう、とても重要な構文が隠れています。いや、むき出しになっています。文全体に関わる構文なので、その訳出に失敗すると、大体変な日本語になってしまいます。
この下線部では, whichがそれに当たります。「コンマ+関係代名詞」、いわゆる関係代名詞の非制限用法の訳出方法が分かっているかどうかを試しています。色んな訳出方法があるのですが、次のような手順で訳出してください。
①コンマのところで文を「。」で終わらせる。
②and、but、becauseで文をつなげる。
③先行詞を主語にして、2つ目の文を始める。
これに従って訳出すると、先ず「①箱に入った靴がアマゾン・コムに今まさに発送されようとしていた」で文を終わらせます。あ、ここで注意すべきなのは、Amazon.comの直後のコンマ(,)です。これは「同格のコンマ」ですから、「BというA」「BであるA」でAmazon.comを説明してやる必要があります。ですから「箱に入った靴が、その会社の主要取引先であるアマゾン・コムに今まさに発送されようとしていた」としてやります。
次に、2つ目の文とのつながりを考えて、②「そして(and)」か「しかし(but)」か「なぜなら(because)」でつなげるのですが、2つ目の文は発送された靴の入った箱を受け取る話ですから「そして(and)」が適当です。
さて、「③先行詞を主語」にするのですが、先行詞はwhichの直前の名詞、customerではありません。the company’s main customerはAmazon.comの同格の説明でしたね。ですから、先行詞はAmazon.comです。だから「そして、アマゾンコムは発注してから3日から5日で、アメリカでその靴の入った箱を受け取る」としてやります。
aboutは「話題の中心の周り」ぐるりを指しています。その中心が100なら、about 100は99や101だったりします。その中心に君がいて、今まさに行動を開始して、自分の周りぐるりに身体を動かそうとしているのがbe about toという助動詞です。あ、「be~to」は助動詞の型でしたね。
「前置詞+名詞」をセットにして英文を読んでゆくのですが、, whichの後半はちょっと変則です。
which receives the shoes / in the U.S. / [within] three to five days / after making its order
in the U.S.までは「前置詞+名詞」のセットを簡単に区切って読み進めるのですが、次のthree to five daysの前にwithinが省略されているのでリズムが崩れそうになるのをグッとこらえるのがポイントです。

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