第3課 「時間の表し方」(7)「未来の内容でも現在形」④
第3課「時間の表し方」の7回目です。前から「未来のことでも現在形」について講義しています。「時や条件を表す副詞節の中では未来のことでも現在形」ですが、この「現在形」には「現在基本形」、「現在進行形」「現在完了形」の3つが含まれていました。だから、中学以来お馴染みのこのルールは、もっと正確には「時や条件を表す副詞節の中では未来のことでも現在基本形、現在進行形、現在完了形」と言わないといけません。実際にはこんな具合です。
⊿もし明日晴れたら、泳ぎに行こうよ!
If it is fine tomorrow, let’s go swimming.
⊿もし明日僕が家で仕事をしていたら、邪魔しないでね。
If I am working at home tomorrow, don’t bother me.
⊿もしその本を明日読み終わったら、僕に貸してください。
If you have read the book tomorrow, please lend it to me.
これを見ていると、whenやifの中の文では、willがとれて時間が1つ古くなっているのが分かります。こんな具合です。
It will be fine tomorrow→if it is fine tomorrow
I will be working at home tomorrow→if I am working at home tomorrow
You will have read the book tomorrow→if you have read the book tomorrow
ifやwhenの中の文には、頭の中だけの想像(妄想)が来るので、「妄想時間=現実時間-1」と覚えておくと簡単です。さて、もう1度前にやった問題を見てみましょう。
Paul can go out and play when he ( ) his homework.
A. has finished ・・・B. had finished
C. will finish ・・・・・・D. finish
whenの中の文では、he will have finished his homeworkがhe has finished his homeworkになるので、Aが正解だと今度は簡単に分かりますね!!
それでは、今までしゃべってきたことを、ここで簡単にまとめておきましょう。
・未来のことが「未来形」、現在のことが「現在形」にはならずに「未来のことでも現在形」になるので「時間」じゃなくて「時制」。
・瞬間動詞は「未来のことでも現在形」
・ifやwhenの中では「未来のことでも現在形」
・「時制」には「それがいつ起こるのか」と「それがどの様に起こるのか」がある。
次回は「それがどのように起こるのか」について考えます。お楽しみに。
・Linda
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