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第2課 「文」(22)第5文型③

「やり直しの英文法」、第2課「文」の22回目です。ここしばらくは第5文型について講義しています。第5文型で使う動詞は次の4つにザックリと分けることができます。
する+何を+どの様に」
思う+何を+どの様に」
分かる+何が+どの様なことを」(知覚動詞)
させる+何に+どの様なことを」(使役動詞)
今回は一番上の「する+何を+どの様に」のタイプを考えましょう。
ブリジットの曲はあたしたちをハッピーにする
Bridget’s music makes us happy.
「する+何を+どの様に」、つまり「する+私たちを+ハッピーに」の構造になってます。そして、「何を=どの様に」の関係が成り立っていることに注意してください。
あたし達はハッピーだ!
We are happy.
これは「何を」を「どの様に」が説明しているということです。あ、前にも言ったように、「する」を「なる」にして、物主語を人主語にして訳し直します。そして、物主語自体は「条件」や「原因」、「手段」として副詞化します。そうすると「ブリジットの曲を聴くと、あたし達はハッピーになる」という自然な日本語ができあがります。では、次のはどうでしょうか。
僕らはこの子たちを幸せにするつもりだ。
We will make these children happy.
Bridget09
あら?この子たちは子供が欲しかったのね!こっちは初めから主語ですから、「する」を「なる」に替える必要はありません。日米の発想の違いを意識しなくてはならないのは、主語のときだけです。では次の英語は動でしょうか。
息子達は髪の毛を赤くした
Our sons dyed their hair red.
あたしは家の犬の名前をミルクにした
I named my dog Milk.
あたしは家のドアを開けっ放しにした
I left the front door open.
全部「する」の過去形、「した」になってますが、dyeは「髪の毛を染める」、nameは「名付ける」、leaveは「放っておく」が原義です。つまり、色んな動詞が「する+何を+どの様に」で使えるってことです。そして、やっぱり「何を=どの様に」の関係が成り立っています。
息子達の髪の毛は赤い。
Their hair is red.
家の犬はミルクという名だ。
My dog is Milk.
家のドアは開いている。
The front door is open.
実際には「する」になってなくても、「する+何を+どの様に」の仲間であることをちゃんと分かってなくてはなりません。いや逆に、第5文型をとる動詞を勉強するときには、それが「する+何を+どの様に」の仲間じゃないかと先ず考えて見ることです。
・Linda

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