第2課 「文」(12)第2文型④
「やり直しの英文法」、第2課「文」の12回目です。前から第2文型について講義してます。今回も第2文型で使える動詞、「AはBになる」について考えます。
goには「人が行ってしまって、今ここにはいない」の意味があります。現在完了を習ったときにこんな表現が出てきましたね。
⊿彼女はアメリカに行ってしまって今ここにはいない。
She has gone to America.
そこからちょっと意味が広がって、goには「本来はあるはずのものがなくなる」の意味が生まれます。例えば「本来あった髪の毛がなくなる」とハゲるし、「本来備わっている視力や聴力がなくなる」と目が見えなくなったり耳が聞こえなくなったりします。「細菌などがタンパク質を分解して、本来の良き性質がなくなる」ことを腐ると言うし、「本来あるべき平常心がなくなって感情が爆発する」のを激しく怒ると言います。あ、舞台のパフォーマンスに熱狂するようなのもそうです。つまり、「ハゲる」、「目が見えなくなる」「耳が聞こえなくなる」「腐る」「激しく怒る(熱狂する)」は全部「A go B」を使って表現できるわけです。こんな具合です。
・go wild over A=Aに熱狂する、大騒ぎする
・go bald=ハゲる
・go blind=目が見えなくなる
・go deaf=耳が聞こえなくなる
・go bad=腐る、計画が失敗する
⊿ブリジットのパフォーマンスに会場は熱狂した。
The audience went wild over Bridget’s performance.
⊿志村氏はハゲた。
Mr. Shimura went bald.
⊿ヘレン・ケラーは1歳の時に先ず目が見えなくなって、次に耳も聞こえなくなった。
Helen Keller went blind when she was one year old and later she went deaf, too.
⊿牛乳が腐った。
The milk went bad.
goもbe動詞の仲間ですから、やっぱりbe動詞に置き換えられます。
⊿ブリジットのパフォーマンスに会場は熱狂していた。
The audience was wild over Bridget’s performance.
⊿志村氏はハゲている。
Mr. Shimura is bald.
⊿ヘレン・ケラーは目が見えなかった。
Helen Keller was blind.
⊿この牛乳は腐っている。
The milk is bad.
あ、この写真は名古屋の「アスナル金山」で隔週水曜日にやっているFM愛知の公開録音の風景です。放送は毎週金曜日の夜8:30分からですよ!これを見れば皆がBridgetのパフォーマンスに熱狂してるのが分かります。でも、go wild は理性を失ってるちょっと危ない状態なので、get excitedの方が良いかも。 Bridgetのファンの子たちは熱狂はしても、決して理性をなくしたりしませんからね!
⊿ブリジットのパフォーマンスに会場は興奮した。
The audience got excited over Bridget’s performance.
Linda・
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