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第2課 「文」(6)第4文型①

「やり直しの英文法」、第2課「文」の6回目です。今回は「5文型」の1つ、第4文型について講義します。
⊿ファックスで僕に地図を送ってくれない?(S2-L3)
Can you send me the map by fax?
Z会出版の「New Treasure English Series」を使って中学からずっと勉強してきて、英語が分からなくなってしまった子のためのやり直し企画が「やり直しの英文法」なので、できるだけ例文を「New Treasure」から抜き出すようにしています。例文右側のS2L3は、「New Treasure English」のSeriesLessonの意味です。ここでちょっとびっくりしたのは、このテキストで「文型」が初めて話題になるのがこのState2・Lesson3なのですね!
曰く、「英語の文は、主語(S)、動詞(V)、補語(C)、目的語(O)の文の要素の組み合わせで構成されている。文の要素を使って文の仕組みを表したものを文型という」
このレッスンで初めて第4文型が登場します。そして、このテキストが良くできているのは、ここまで全部第1文型から第3文型までの英文で出来上がっているということです。ま、英語は語句の並び方が命ですから、もうちょっと早く「文型」について扱って欲しいと思うのですがね。さて、上の例文は「主語は何+それがどうした+誰に+何を」の語順に並んでますが、これを「主語は何+それがどうした+何を」の第3文型でも表現することができます。
⊿僕にファックスで地図を送ってくれない?
Can you send the map to me by fax?
この様に、「誰に+何を」が「何を+to 誰に」になってますね。では、次の英文はどうでしょうか?
glove
⊿スミスさんは自分の息子こにグローブを買ってやった。
Mr. Smith bought his son a baseball glove.(S2-L3)
Mr. Smith bought a baseball glove for his son.
今度は「誰に+何を」が「何を+for 誰に」になってます。これはどうしてかというと、send(送る)という動作は主語1人では成り立たなくて、必ず送られる相手が必要だからです。一方、buy(買う)という動作は本来は自分のために行えるもので、必ずしも相手は必要ありません。この違いがtoとforに現れているわけです。つまり、send(送る)は送られる相手が必要なので、you send the mapと聞くと、送られる相手が次に当然来るものと期待します。だから、その相手を指さすだけで良いわけです。あ、toは「指さすto」と覚えてください。一方、buy(買う)は主語が1人でできる動作なので、Mr. Smith bought a baseball gloveと聞くと、当然スミスさんが自分のためにグローブを買ったのだと思います。そこで「やさしさのfor」を使って、グローブは「自分の息子のために」買ったことを言う必要があるわけです。

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