第1課 「単語」(31)これがついたら形容詞になる
「やり直しの英文法」の31回目です。今回は形容詞をつくる接尾語について勉強します。先ずは次の例文を見てください。
⊿私は折り紙を折るのに専用の和紙を使います。
I use special Japanese paper for paper folding.
⊿この辞書はあれよりもっと役に立つ。
This dictionary is more useful than that one.
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これを見れば分かるように、動詞useに「-ful」が付くと「いっぱい」くらいの意味の形容詞になります。つまり、「いっぱい使える」とは「便利で役に立つ」ということです。これが「形容詞を作る接尾語」です。同様に、wonderは「驚く」という動詞で、それに「-ful」が付くと「驚きでいっぱい」=「すばらしい」の意味のwonderful ができあがります。
「-ous」が付いても「いっぱい」くらいの意味の形容詞になります。
[space=空間]+[-ous=いっぱい]=spacious(空間がいっぱいある)→広々とした
[nerve=神経]+[-ous=いっぱい]=nervous(神経をいっぱい使う)→神経質な
[envy=うらやむ]+[-ous=いっぱい]=envious(いっぱいうらやむ)→ねたみ深い
「-tive」がついても、やっぱり「いっぱい」の意味の形容詞になります。
[imagine=想像する]+[-tive=いっぱい]=imaginative(いっぱい想像できる)→想像力のある
[talk=話す]+[-tive=いっぱい]=talkative(いっぱい話す)→おしゃべりな
[pose=存在]+[-tive=いっぱい]=positive(存在感がいっぱいある)→積極的な、肯定的な
名詞に「-ic」が付くと「~的な」とか「~の様な」の意味に成ります。
[fantasy=幻想]+[-ic=的な]=fantastic(幻想的な)
[giant=巨人]+[-ic=的な]=gigantic(巨人のような、巨大な)
[angel=天使]+[-ic=的な]=angelic(天使のような)
「-ent」、「-ant」が付いてもやっぱり形容詞になります。
[please=喜ばせる]+[-ant]=pleasant(楽しい)
[in=否定]+[depend=頼る]+[-ent]=independent(独立している)
[obey=従う]+[-ent]=obedient(素直な)
あ、「欧米(obey)に従う」という語呂合わせも使うと効果が倍増しますよ。そして、[in=否定]の仲間も覚えておいてください。
[un=否定]+[able=できる]=unable(できない)
[mis=否定]+[understand=理解する]=misunderstand(誤解する)
[in=否定]+[possible=できる]=impossible(できない)
[dis=否定]+[appear=現れる]=disappear(消える)
[non=否定]+[fiction=作り話]=nonfiction(実話)
この[un-]、[mis-]、[in(m)-]、[dis-]、[non-]を続けて読むと、「あんみすいんでぃすのん」で、夏の暑い時期には冷たい「あん蜜がいいですの~」の語呂合わせになりましたね。あ、土屋君に言わせると「壇密はいいですの~」でしたっけ?!あの子は格別美人というわけではないのですが、存在感がありますね。女性であることをあそこまで露骨に利用している様は清々しささえ感じます。
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