第1課 単語(6)「私は~が大好き!」の表現
「やり直しの英文法」の第6回目です。「New Treasure English Series State1」のLesson6にあるCheck!が結構面白いですね。これって皆んなちゃんと答えられるのでしょうかね?これに正しく答えるには「可算名詞」「不可算名詞」の知識が必要不可欠です。復習しておくと、数が数えられる名詞は、1つにつながっていたり混ざっていたりしてなくて、輪郭や境目がハッキリしているので1枚の絵で表現できました。だから、数えられる名詞にはそれが本来持っている形というものがあって、それを1つ、2つと数えるわけです。
例えば、①のハンバーガー(hamburger)がそうです。この形の食べ物をhamburgerと呼んでいて、これが2つあればtwo hamburgers、3つあればthree hamburgersと言います。そして、食べるときはナイフやカッターで切り分けたりせずに普通はこのままカブりつきます。hamburger1つが普通は1人前です。ハンバーガーの破片(例えばパンくずとかレタスの切れ端)を指してhamburgerとは呼びません。こんな「可算名詞」が好きだと言いたいときには、普通は複数形にします。こんな具合です。
⊿僕はハンバーガーが大好きだ。
I like hamburgers very much.
食べ物でなくても、好きなものが「可算名詞」なら、普通は複数形にします。
⊿僕は犬が大好きだ。
I like dogs very much.
②のサンドイッチ(sandwich)も可算名詞の仲間です。ま、中には包丁で切り分けて食べるようなお上品な人もいるかも知れませんが、サンドイッチは普通は中身がはみ出さないように両手でもってガブりとかじります。
⊿僕はサンドイッチが大好きだ。
I like sandwiches very much.
だけど③のピザ(pizza)はそうはいきません。ピザはカッターで切り分けて食べることを初めから想定して作ってます。だから切らずにそのままカブりついたりしません。それに、ピザカッターで切り分ける前は、ピザは1つにつながっていて境目がはっきりしません。つまり、2つに切り分けたからと言って、1つだったピザが2つになったわけじゃないのです。だから、食べる人にとってピザは不可算名詞ってことになります。そう言うわけで「私はピザが大好きです」で、ピザは無冠詞・単数形にします。
⊿私はピザが大好きです。
I like pizza very much.
数えられないものを数えるには「単位・数量のof」でA of Bにしてやって、食べた枚数を表現します。
⊿僕はピザを1切れ食べた。
I ate two slices of pizza.
あ、「食べる人にとって」と書いたのは、ピザを作る人にとっては丸いピザが本来持っている形なわけですから、ピザを「1枚焼いた」、「2枚焼いた」と数えることができるのです。こんな具合です。
⊿今日、私はピザを1枚焼きました。
I made a pizza today.
④のホットドッグ(hot dog)はハンバーガーやサンドイッチと同じ「可算名詞」です。これもそのままかぶりつきます。ナイフで切り分けたり、手でちぎったりする人は放っておきましょう。
⊿私はホットドッグが大好きです。
I like hot dogs.
一方、⑦のアイスクリーム(ice cream)は、本来は1つにつながっている大きな塊(かたまり)で境目がなく、その断片もアイスクリームと呼ぶことができるので「不可算名詞」です。だから、ピザと同じ仲間です。
⊿私はアイスクリームが大好きです。
I like ice cream.
でも、ここが厄介なところなのですが、⑦の絵のような商品をice cream cone(アイスクリーム・コーン)と呼んで数えます。だからこんな風に使います。
⊿あたしはアイスクリーム・コーンを2つ食べた。
I ate two ice cream cones
ね!だんだん頭が痛くなってきたでしょ!数にうるさいにも程があると思いませんか?もう本当にウンザリだよね!ま、ここまで試験には(大学入試にも)出ないので心配要りませんよ。ふ~うん!?くらいに思っていてください。ただ、「可算名詞」と「不可算名詞」の違いはちゃんと覚えておいてくださいね。
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