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第1課 単語(2) 単語は接頭語、接尾語、語幹で覚えなさい!

 
question

「やり直しの英文法」の第2回目です。左の子はクマなのでしょうが、右の子は何だか良く分かりません。まさか「ピンクのブタ」じゃないですよね?!ま、頭上を疑問符(クエスチョンマーク)が飛んでいて元気に右手を挙げているので、二人とも何か「質問」したいのだと分かります。「質問」の意味の単語はquestion。実は、この単語は次の2つの部品が合体して出来ています。
◆quest+ion=question
「quest」には「①さがし求める」、その結果さがしていたものを「②獲得する」の2つの意味があります。そして「-ion」が付くと名詞になります。だから、上の等式は次のように書き換えることができます。
◇「quest=答えをさがし求める」+「-ion=名詞化」=答えを探し求めること→質問疑問
そして、「質問」の意味の核心部分の「quest」を「語幹」とか「語根」と呼びます。を形作る根部分くらいの意味です。一方、「語幹」の後ろにひっついている「-ion」を「接尾語」とか「接尾辞」と呼びます。だから、questionという単語は、語幹「quest」と接尾語「-ion」とが合体して出来上がっているわけです。じゃあ、英単語って「単語=語幹+接尾語」だけなのかというとそうではありません。「語幹」のにも色んなものがひっついて単語ができあがります。こんな具合です。
con+quest=conquest
「con=完全に」+「quest=獲得する」=全部自分のものにしてしまう=征服
in+quest=inquest
「in=中」+「quest=さがす」=死体の中に死因をさがす=検視検死
re+quest=request
「re=何度も」+「quest=求める」=やってくれと何度も求める=要求依頼
最後の「リクエスト」は日本語化しているので、聞いたことがあるよね。この「con-」とか「in-」、「re-」などのように、語幹「quest」の前にひっついているものを「接頭語」と呼びます。語幹のの方にしてる語くらいの意味です。あ、逆に接尾語というのは語幹のお尻(尾)の方にしている語くらいの意味に成ります。これは漢字のへんとつくり(偏と旁)と同じで、単語を構成する要素なわけです。単語を覚えるときには、前にやった「連想記憶術(語呂合わせ)」だけじゃなく、この「接頭語、接尾語、語幹」も上手く利用することです。だって、少なくともquestが4倍になるんだからとってもお得ですよね。
薮研の「システム英単語連想記憶術」は、「語呂合わせ」だけじゃなく、「接頭語、接尾語、語幹」の合体図も載っています。この2つを組み合わせることで、威力が倍増しますよ!そして知らない単語が出てきたら、薮研の検索窓でその単語の「語呂合わせ」や「接頭語、接尾語、語幹」が載ってないかさがしてみることです。もし載ってなければこれで調べてみるのをおすすめします。これは薮下もずっと前から使っていて、薮研の「システム英単語連想記憶術」を書くのに大いに利用しました。
『語源中心英単語辞典』田代正雄 南雲堂(2100円)
そして、調べたらちゃんとメモをとっておきなさい。そのメモをいつもポケットに入れておいて、時間があるときにちょこちょこ見直します。この手間を惜しまなければ1年もすれば2000語くらい簡単に覚えられますよ。この「どうやったら頭に入りやすいのか」とか「どうやって覚えるのか」がものすごく大切なのですよ!

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