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【講義ノート48】ことシリーズ①

すごく便利なんだけど、それと同時にとても厄介なのが不定詞です。だって、同じ形をしているのにそれが名詞にもなり、形容詞にもなり、副詞にもなるのだからね。だから、不定詞とは使い方が1つにまって(いない)(ことば)なわけです。ま、「to+動詞の原形」という同じ形が色んなことに使えるというのは、言語としての英語の性能が高いってことなんだけどね。じゃあ、使い方がいくつあるのかというと、これだけあります。
①ことシリーズで名詞
②ETで形容詞
③「何するために?」で副詞
④「なぜ?どうして?」で副詞
⑤「何するのが?」で副詞
⑥「その結果?」で副詞
今日は「①ことシリーズ」を勉強しましょう。
■僕がそこへ行くこと
for me to go there
■僕がそこへ行ったこと(完了形)
for me to have gone there
■僕がそこへ行かないこと(否定形)
for me not to go there
■僕がそこへ行かなかったこと(混合形)
for me not to have gone there
「僕はそこへ行く」を不定詞の「ことシリーズ」を使って「僕がそこへ行くこと」に書き換えることを考えます。ポイントは「①主語の表し方(不定詞の意味上の主語)」「②過去の表し方(不定詞の完了形)」「③否定の表し方(不定詞の否定形)」の3つです。さて、to go thereだけでは「そこへ行くこと」なので、誰がそこへ行くのかを「for+目的格」で表します。実際の文の主語ではないので、これを「不定詞の意味上の主語」と呼んでます次に、「僕が行ったこと」の意味を表現したくても、toの後ろは動詞の原形がくるので、過去が表現できません。そこで、「have+過去分詞」が過去を表現できると決めてしまうのです。これも、文で使う動詞の過去形とは違うし、have+過去分詞は完了形なので、「不定詞の完了形」と呼んでます。最後に、「僕が行かなかったこと」は、「to go」が不定詞のセットなので、その直前にnotをつけて表現します。あ、「僕がそこへ行くこと」は、「不定詞のことシリーズ」以外にも「動名詞」「従属接続詞のthat」でも表現できます。こんな具合です。
■僕がそこへ行くこと
for me to go there
my going there
that I go there
■僕がそこへ行ったこと(完了形)
for me to have gone there
my having gone there
that I went there
■僕がそこへ行かないこと(否定形)
for me not to go there
my not going there
that I don’t go there
■僕がそこへ行かなかったこと(混合形)
for me not to have gone there
my not having gone there
that I didn’t go there
これを「ことシリーズ」と薮下は呼んでます。これは英語の基本操作だから、いつでも言えるように練習しておいてください。
【第13章 不定詞(1)】

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